起業してから間もない時期に会社にとっても一番大事なことは「売り上げを伸ばす」ことだと思います。
実際に売り上げを上げるためには、起業したての会社の商品やサービスについて必要な人に知って貰う必要があることは言うまでもないでしょう。
そのなかでも効率的な手段の一つとして思いつくことは「広告」では内でしょうか。

広告と一口に言ってもWEBやTV、電車やビルなど普段目にするものだけでなくさまざまな種類のものがあります。
それら全てに共通するのは意識してみていない顧客の印象に残るように意識されたキャッチコピーではないでしょうか。

日常生活を送る中で、自分自身が購買意欲をかきたてられた広告を、どんどんとメモしてみると良いと思います。
自分の起業しようと思っている業種と異なるものでも構いません。
起業したときに、広告だけでなくパンフレットやHPを制作する際にもこのメモが大変参考になると思います。

またこれと同様に、自分が気になった商品やサービスの広告の写真のとり方や作り方など、キャッチコピー以外のものもメモしておくと、自社商品をPRする際にとても参考になることでしょう。
近年ではSNSなどの発達や、少数部数のパンフレット印刷が安価になっていることなどから、小さな起業したての会社でも広告のやり方によっては、とても大きな効果を得られるようになることでしょう。

言うまでもないことですが、他社の広告やキャッチコピーをそのまま、または少し変更するだけであたかも自分のものであるかのようにすることは問題になります。
起業したての小さい企業だから問題ないだろうなどとは考えずに、必ず自分オリジナルの文章を制作するようにしましょう。

広告をストックしよう

あらゆる広告をストックすることをお勧めします。
いわゆるキャッチコピーを調べるのです。
今はコピーライターのように「あなたのキャッチコピー」を考えてくれるライターもいますが、まずは自分で調べることです。

ネット上に溢れる広告も、家に入ってくるチラシも何でも集めてみましょう。
そこに書かれていることを読むと、どんな言葉でモノを売っているのかが判るようになります。

まずは自分が「購買意欲」を掻き立てられた文言に注目してみましょう。
その文字の大きさや色も観察してください。
あなたの気を引いた広告やキャッチというのは、考え抜かれていることが判るかと思います。

その昔、広告業界で働くためには、非常に厳しい競争がありました。
デザイン学校でもトップの成績の人だけが就職できたり。
なおかつ実践ではモノを売れるものを作っていかなければなりません。

今は自分のために自分で広告が作れる時代です。
自分の目を引いた広告を分析していると、広告出稿するときに大いに参考になります。
もちろん自分でPRしたいとき、広告づくりをする場合も勉強になります。

ただし、パクリは厳禁です。
人の目を引くものを作るのは簡単ではないのです。
人が苦労して作ったキャッチや広告をパクるのはもってのほか。
著作権などという前に、モラルの問題です。

なお自分の商品を売りたいという強い思いは起業する上では必要ですが、それを買ってもらう側に直接大きくぶつけてしまうとウザく感じて敬遠されてしまうこともあります。
起業を支援するサイトが増えている今、どのように自分の思いを伝えるかというオリジナリティーがとても重要になります。
「売り込む」ということを頭に入れ、自分好みで且つ客観的にクールな言葉や形を探しておきましょう。

生活のすべてが勉強です。
アイディアの種はいろんなところにあります。
敏感になりましょう。