キッチンカーは最初から完璧を求めない方がいいでしょう。少しずつ工夫や改良をしていきましょう。お客様の声はアイディアの宝庫だと考えていくことです。キッチンカーは手軽に始められるということと、自分のアイディアを反映できるのが利点です。そこで、出身地の長崎の名物、角煮饅頭を独自にアレンジした角煮バーガーで勝負に出た人がいます。キッチンカーを足がかりに世界進出を目指しています。この方はニューヨークへの留学がきっかけになりました。就職より起業と決意したそうです。トライ&エラーを繰り返しながら、キッチンカーでの角煮バーガーを軌道に乗せました。キッチンカーの主力商品は、長崎の角煮饅頭と、それをアレンジした角煮バーガー。車両のデザインにも凝りました。人気が高いワーゲンバスをおしゃれに見せる工夫をしたそうです。

キッチンカーはワンハンドで

バーガーのキッチンカーは、ワンハンドで食べられる場所を選ぶと良いようです。電源なしでも営業できるように、発電機も必要です。角煮のバーガーはふっくらと柔らかい生地にはさまれたとろとろの角煮がポイントです。これは知る人ぞ知る長崎名物の角煮饅頭をアレンジしたものです。角煮バーガーと角煮饅頭だけでなく、九州のおいしいものを販売しているキッチンカーで、オーナーは20代だそうです。キッチンカーを始めたきっかけは留学だとのこと。ニューヨークでの学生生活で、現地の学生が、みんな夢をしっかりと持っていること、それに向かってひたむきに努力しているところに感銘を受けて、自分も起業を考えたそうです。日本の学生の右に倣えという感じの就職活動に疑問を覚えたというのもあったようです。起業の意志は、固く、在学中に開業準備を始めました。

キッチンカーとメニューの試作

起業を考えたら、飲食店を開くと言う選択肢があります。でも、ほどよい物件が見つからないということも多い。そこでキッチンカーでの起業を考える人も多いのです。そういう場合は、メニューの試作と車両探しを併行しつつやることになります。また、キッチンカーの手伝いをして、ノウハウを修得するのも良いと思います。もちろん、ただ働きを覚悟、勉強したいという思いでぶつかりましょう。そこで作業手順や道具の配置などさまざまなノウハウを同業者から学ぶことができます。フライドポテトの販売など、自分ができることを試行錯誤します。そしてたどり着いたのは角煮バーガーだということです。自分の親の実家が長崎ということで、自分の思い入れも入れることができます。角煮饅頭を同時に売ることで、生まれ育った長崎、九州への愛も表現できます。