オーナー自身が美味しいものを提供したいと考えて、キッチンカーを始めた人もいます。美味しく、安全なものにこだわって、無添加ランチを提供しているというのです。この人は、常連客をつかみました。手間暇かけた確かな味で、人気を得たのです。安心安全と味が自慢のキッチンカーを作ると言うのがこのキッチンカーのオーナーのこだわりです。食材のブランドよりも、自分が美味しいと思える食材にこだわることが大切だといいます。車内の棚やガス台といったものは、自分で取り付けました。これにより費用を抑えることができました。平日は、常連客への宅配、週末はイベントの出店で新規客開拓や人脈づくりを行っています。月一で住宅街に出店し、三時間ほどで30食を販売することもあるそうです。車はスズキのキャリーを中古車で購入し、費用を押さえました。

キッチンカーでのこだわりランチ

キッチンカーでこだわりのランチを出している人は多いようです。その中で、毎月、最終日曜日に神奈川県藤沢で行われているトラックマーケットというイベントに出店しているキッチンカーで一番人気を集めていたのが、白とオレンジのキッチンカーでつくる玄米と野菜の無添加ランチでした。現在はコロナなどの理由があって、行われているかどうかはわかりませんが、このトラックマーケットはとても評判を呼んだそうです。無添加ランチには、玄米と野菜、フルーツなどで作ったミャンマー風カレーなど、工夫が光ります。このトラックマーケットに出店した理由は、他の地区でキッチンカーを出していたときに、トラックマーケットのオーナーがこのカレーを食べたからでした。地元では常連さんがほとんどで、いつも飽きないようにメニューを心がけているということです。

キッチンカーでランチの仕込み

トラックマーケットで出店するときに出したミャンマー風カレーというのは、わざわざタイに行って現地の料理の先生に教わったそうです。平日と休日では回る地区も変えているとのこと。平日は毎週木曜に湘南エリアへ宅配を行っています。月曜にはメルマガ登録者にメニューを告知します。火曜日は仕入れです。水曜日に仕込んで木曜に配達というスタイルを作っています。週に一日だけのキッチンカーですが、とても忙しく一週間働いています。平日のメニューは二種類です。鶏肉のがばお炒めやカキのオイル漬けといったエスニック風のおかずが主菜のAランチ、豚の生姜焼きや鳥の塩こうじ焼きなど和風の主菜をBランチとして提供しています。リピーターをつかむ人気の秘密は、新鮮でおいしい安全な食材と、手間を惜しまない姿勢にあると言っていいでしょう。