ポテトフライの専門キッチンカーというのを試すときも、試作品を重ねるは当然です。そしてこだわりが欲しいところ。そのこだわりが生のジャガイモだったとしたら、いろんな産地のジャガイモを試すのもいいでしょう。生の芋からフライドポテトを作って、試食会を何度もやる。しかし、そこで、生の芋は、味が安定しないという問題にぶつかるかもしれません。また、油で揚げるというのが、狭い車内で適当なのかという点も考えてみる必要があるでしょう。キッチンカーでフライドポテトというのは、とてもハードルが高いと判ったとき、それをあきらめることも大切です。ひとつにこだわっても、美味しくないとか、危ないというのだと、せっかくの商売が台無しです。キッチンカーでやるのだから、キッチンカーで美味しく安全にお客様に喜んでもらえるものを出すべきです。

キッチンカーではSNSや口コミも

キッチンカーのオープン当初というのは、ネットの情報を頼りに出店場所を探すと良いと思います。でも、初心者が簡単に出店できる場所はやっぱり、集客効果がいまひとつだったりします。また、高い出店料を払っても集客をあまりしてくれないイベントの業者もあります。良心的なイベント業者、集客が期待できる場所を提供してくれる企業とつながれるかどうかも、キッチンカーの成功の要でもあります。これは自分の営業力と口コミが頼りです。同業者と仲良くして、こまめに情報交換するということも心がけましょう。キッチンカーが一台の場合、フルに働いても次の売り上げから出店料などの経費を引くと、自分や家族がなんとか食べていけるという感じになると思います。事業に発展性を持たせるには、やはり車は複数ということになるでしょう。売り上げの二倍を目指しましょう。

キッチンカーは作業のしやすさで

キッチンカーは作業のしやすさで

キッチンカーはやっぱり作業のしやすさを追求するべきです。例えば角煮バーガーを選んだ人は、角煮というのは、九州の物産展でもとても人気のあるもので、その商品力にはとても助けられているといいます。また、角煮バーガーというのは角煮を使うのですが、お客様の手にわたるまで、作業工程がとてもシンプルです。そのため、廃棄ロスがとても少ない。この点も魅力だといいます。角煮饅頭は冷凍をして、車内で蒸し上げます。そのため、現場では15分で蒸しあがるのですが、これをバーガーに仕上げるのも特別な技術はいらないそうです。当初は、バーガーだから、ポテトをセットにつけるとか、ご飯に角煮をつけるという方法も考えたそうです。しかし、美味しい状態で提供するのはとても難しく、また廃棄ロスのことを考えて、煮バーガーでの提供にしたそうです。

キッチンカーで角煮バーガーを

キッチンカーに乗せている蒸し器は、一段あたり角煮饅頭が、12個入ります。それが最大4段つむことができ、蒸すというわけです。特別メニューをつくって角煮のみを提供するということもしています。作業台での工程は、蒸しあがった角煮饅頭に皿うどんとレタス、チーズを挟むというもの。それ以外はありません。そのため作業台はとてもすっきりしています。メインメニューは角煮饅頭と角煮バーガーの2種類としています。看板は大きな写真をあしらったメニュー看板をたくさん車に飾り付けています。これでもかという量で、美味しさをアピールしています。出店場所としては、東京の千代田区をベースにして、秋葉原を中心に関東近郊、大阪、名古屋、長野などのイベント、フェスティバルなどに参加しています。九州の美味しいものを提供するのが使命だと考えています。