固定店舗を自宅にする人もいます。自宅を利用すると家賃がかかりません。200万円ほどで自宅を店舗仕様にリフォームしたという人もいます。固定店舗を構えたら、雨風をしのげるというメリットがあります。お客様がいないとキッチンカーは手持無沙汰になりがちです。固定店舗だと、営業をしながら事務作業をすることもできます。ネットショップの発送をすることもできるでしょう。一方で、固定店舗だけだとお客様が偏る可能性も多いといえます。その点、キッチンカーは年配の人にも気軽に声をかけてくれたりします。こんなところにお客様がいるのかと驚くことも多いようです。そういったことに気づけるのもキッチンカーの良いところです。固定店舗、キッチンカーと双方の足りないところを補い合える、両方の運営をするメリットだということだと思います。

キッチンカーを続けるコツは

キッチンカーはお客様を巻き込むには、まず自分自身が楽しむことと考える人が多いようです。10年にわたってキッチンカーを見てきた人からすると、長く続けるコツは、自分自身が自然体で楽しむことがだといいます。10年前よりも、キッチンカーの仲間も増えていますし、雑貨系の移動販売とセットで動くということもできます。キッチンカー目的じゃなく、雑貨目的のお客様との出会いもできます。雑貨はキッチンカーと違って、必ず売れるものではないかもしれません。だから、雑貨系の移動販売の人はお客様と話すことを目的としているようです。会話を楽しむという心の余裕も大切です。楽しんでやっていれば、それに反応してくれる人たちは必ずいます。ローリスク、ローリターンというキッチンカーですが、だからこそ本当に自分が好きなスタイルを貫く意味があります。

個性的な店づくりのキッチンカー

やはりキッチンカーでおいしそうとか面白そうというのはとても大切な要素です。そして面白そうと感じてくれた人にはコンタクトが取れるようにするのも大切です。キッチンカーをやろうと思ったら、他のカフェ系のキッチンカーや焼き芋屋のオーナーに話を聞くのも方法です。思わぬ出会いがあるのもキッチンカーの良いところであり、醍醐味です。今取り扱っているメニューも、出会いから変わるかもしれません。お客様や知り合いの意見を取り入れるのも面白い試みだと思います。同業者に限らずいろんな人に会うことで、刺激やヒントがもらえるというのもキッチンカーを運営する人の多くの意見です。果敢な行動力や偶然の出会いというものをキッチンカーづくりに活かすのも大切なのです。これにより個性的な店づくりにつながるということを覚えておきましょう。