焼きたてピザのキッチンカーは、車内に据え付けた本格石窯で焼いた、アツアツのピザを販売することができます。注文を受けてから作業台で一枚一枚手ごねのピザ生地を伸ばします。トッピングを乗せて石窯へ入れます。薪をくべて、火を起こした炉内で表面の具材がぐつぐつと焼けるのがとても美味しそうです。焼き上がりを待つお客様からすれば、狭い車内に本格的な石窯が据え付けられていることにびっくりすると思います。平日には千葉市のスーパーの駐車場や週末には美術館、公園などに出店したりします。このキッチンカーの定番メニューは、10種類ほどあります。毎日その中の4~6種類ほどを用意できます。季節限定メニューもあります。平日は持ち帰りのホール販売のみで、一人用と二人用のSサイズ、Mサイズを準備しています。定番と飲み物があります。

ピザのキッチンカーは味で勝負

人気のピザのキッチンカーのオーナーは、ホテルの営業マン。この方はそれ以前に調理師学校に通ったり、イタリアンのレストランの厨房で働いていた経験があるそうです。ただ、ピザは独学で学んだといいます。この人がピザを選んだのは、キッチンカーでピザをやっている人が少なかったからとのこと。焼きたてピザのキッチンカーはインパクトがあると思ったからだそうです。確かに、石窯で薪が燃えたり、煙突から出る煙は、ライブ感満載でインパクト大です。お客様は、意外なことに中高年が多いとのこと。石窯で焼くピザは、かりっとした薄めの香ばしい生地になります。これが胃にもたれず食べやすいと中高年の人たちに評判なのです。具材に季節の野菜を使うなどして、ヘルシーであっさり味のメニューを中心にして、家に持って帰ってもおいしく食べられるようにしています。

ピザのキッチンカーから学べ

ピザ生地は、作ってから一日寝かせたものを冷蔵庫で保存しています。高温の窯で全体に火を通すために、衛生面での心配は少ないといいます。ピザ生地はすべてのメニューの共通です。メニューの数が少なくて、ホール販売を大部分にすることで、食材のロスがほとんど無くすことができています。無駄なコストを出さないことで、収益を上げるコツだといえます。キッチンカーのスタイルを選んだことで、自分からお客様のところに行くことができます。資金的にもリスクが少ないといえます。それでも、具材を保管したりするために、自宅に大型の冷蔵庫を用意しなければなりません。自家用と業務用と合わせて三大の冷蔵庫を置くことが必要となります。そのために、アパートから戸建てに引っ越すということになりました。もちろん販売用の来る前を置くガレージも必要です。